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蕎麦の花

20051016115712

僕の仕事場は神田に近く蕎麦屋が多い。だけれども、この時期、僕は蕎麦屋から足が遠のく。走りの新蕎麦は出始めているが、各地の玄蕎麦がそろうのはもう少ししてからだ。先月福島に行った際に一面の白い蕎麦の花が咲いていた。今は蕎麦の季節ではない、蕎麦の花を見て待つ季節なのだ。昼見る蕎麦の花は可憐な感じがするが、夜見る蕎麦の花は霊妙だ。月明かりの蕎麦の花は、さまざまな作品のmotifになっている。白居易(Bai Ju Yi:772~846)が郷里で見た蕎麦の花。

「村夜」 白居易

霜草蒼々蟲切切
村南村北行人絶
獨出門前望野田
月明蕎麦花如雪

霜草蒼々として虫切々
村南村北行人絶ゆ
独り門前に出でて野田を望めば
月明らかにして蕎麦花雪の如し

<訳>
霜に打たれた草の茂みで虫がしきりに鳴いている。
村の南も北も、道行く人の姿はすっかり途絶えた。
独り門前に出て、畑を眺めると、
月明かりの下で、蕎麦の白い花が一面雪のように咲いている。

日本の作品では伊藤左千夫(1864~1913)の「野菊の墓」でも月明りの花だ。…「僕は実は少しやっているけど、むずかしくて容易に出来ないのさ。山畑の蕎麦の花に月がよくて、こおろぎが鳴くなどは実にえいですなア。民さん、これから二人で歌をやりましょうか」。

朝鮮の作家、李孝石(이효석,Lee Hyo-Seok:イー・ヒョソク:1907-1942)も「そばの花の咲く頃(메밀꽃 필 무렵) (1936) 」で「・・・山腹は一面そば畑で、咲き始めの花が塩をふりまいたように快い月明かりに映えて、息詰まるようであった。・・・」と書いている。次の市場を廻っている行商の3人組の身の上話で、人生というものが、月明かりに照らされる蕎麦の花のように浮かび上がってくる作品だ。話はとんで、李孝石であるが、当地でもbig nameである。冬のソナタの第2話目だが、Yujinの台詞で「この匂いなのね、のLee Hyo-Seokの『落葉を燃やしながら』を習ったとき、落葉を燃やすときにどんな匂いかわからなかったけど、この匂いなのね。」といいた台詞である。学校で習うような有名作家なのだ。(残念なが
ら、日本語訳されるときにこの部分が落とされていた。)

蕎麦の花と月明かり。秋の夜長、ゆっくり本を読んで、お酒を飲んで、蕎麦の季節を待とう。

李孝石文学館
江原道 平昌郡 蓬坪面 蒼洞里544-3番地
電話:033-330-2700 開館:9~18時 休館:月曜 アクセス:平昌(ピョンチャン)バスターミナルからタクシーで約10分
http://www.hyoseok.org
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