Home > スポンサー広告 > BOOK:静かな大地

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Comments: -

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: -

TrackBack URL for this entry
http://uyudo.blog16.fc2.com/tb.php/397-6c6ddd78
Listed below are links to weblogs that reference
スポンサーサイト from 烏有洞 Uyudo

Home > スポンサー広告 > BOOK:静かな大地

Home > Books(本) > BOOK:静かな大地

BOOK:静かな大地

  • Posted by: TORU
  • 2007-10-30 Tue 13:22:51
  • Books(本)
著者:池澤夏樹著
出版:朝日文庫
初出は朝日新聞。

先月、大雪山(nutap-ka-us-pe)黒岳に初めて登った。北海道で山に登るということ自体が初めてだった。友人H君、北海道在住のY君、妻で登った。H君は北海道は詳しいのでその点こちらは楽をさせてもらった。今年も大雪山系にはじまって南下する紅葉が今、日光あたりまで下ってきて、盛りだ。
今回の旅にも本を持って行った。いつも旅先にまつわる本を一冊は持っていくようにしている。今回の北海道には、当地出身の池澤夏樹さんの「静かな大地」を持っていった。

これは明治初年に内地・淡路島より入植した宗形家とアイヌの人々が開拓初期の努力、成功そして没落を描いた小説だ。あとがきにもある通り、著者の祖先の物語を下敷きにしている。史実の中に書き込まれている作品で虚実ない交ぜになった作品である。入植をせざるをえなかった人々と、アイヌの人々の話だ。
舞台となる蝦夷地=北海道の先住者であったアイヌ民族は移入した和人らによって虐げられ先祖伝来の土地や狩猟などの生業をはじめ言葉まで奪われてきた。この歴史は長く明治からの旧土人法が廃止されたのは、ほんの10年前1997年のことだ。
現在は明治と繋がっており、歴史の端に私達がいることを考えさせられる。森鷗外の作品ではないが今だ「普請中」(1910)なのだ。滅ぼされるもの、滅ぼすもの、の先にある現在。今を生きる一人として「何と考えるのか。」を問われる作品だ。

「結局、七千万の和人がわずか三万のアイヌを同胞の列に加えることができなかったのだ。」(文中)

なんと重い問いだろうか。
スポンサーサイト

Comments: 0

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://uyudo.blog16.fc2.com/tb.php/397-6c6ddd78
Listed below are links to weblogs that reference
BOOK:静かな大地 from 烏有洞 Uyudo

Home > Books(本) > BOOK:静かな大地

タグクラウド
ブログ内検索
リンク
RSSフィード

Return to page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。