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太陽の塔~Axis Mundi

太陽の塔の中にある生命の樹は、進化系統樹そのもののような姿をしていた。

その進化系統樹であるが、学生時代に生物を勉強した事がある人には、なじみがあると思うが、有名なものはHaeckel(Ernst Heinrich Philipp August Haeckel)が示したものだ。その進化系統樹では、枝先が「進歩」したところになる。それ故「進化」と「進歩」とを混同する向きがある。その後の議論も含め、「進化論」はそういった事で、「政治的・社会的」に利用されるような穴がある、危険な学問分野である。

太陽の塔の生命の樹はそのような意味は含めていないだろう。それとは別に「生命」そのものを示したものではなかろうか。

思うに、太陽の塔のイメージは、その進化系統樹が下敷きとしたAxis Mundi(宇宙軸)のイメージを直接取り込んでいる。
生命樹、世界樹、宇宙樹といった大樹=Axis Mundi(宇宙軸)の世界神話は、世界中に存在する。北欧のEdda(エッダ)に登場するトネリコの巨木Yggdrasil(ユッグドラシル)とそれを舞台にしたOden/Odin(オーディン)の伝説は、その後、ゲルマン系の伝説となり、Nibelungenlied(ニーベルンゲン)に繋がり、更にWilhelm Richard Wagner(ワーグナー)によって「神々の黄昏」として我々はそれを知り、今もその物語に寄り添っている。
それ以外でもエジプトでは「大イチジク」、メソポタミアでは「キスカヌの樹」であり、また中国の「建木」も同じイメージであるし、日本での「御柱」なども同じアイコンなのだ。聖書「創世記」のなかでは、「生命の樹」と「知恵の樹」の2本が世界の中心に生えている。Jacques Brosse‘Mythologie des Arbres' (1989)(「世界樹木神話」(1995)八坂書房・藤井史郎・藤田尊潮・善本孝 訳)に詳しい。

1970年の大阪万博にはsymbol towerが2本あった。一つは「太陽の塔」であり、もう一つは「Expo tower」であった。その2本はまさに「生命の樹」と「智恵の樹」であったのではなかろうか。

↓WIKIPEDIA参照ください。↓
Axis Mundi
http://en.wikipedia.org/wiki/Axis_mundi

Yggdrasil
http://en.wikipedia.org/wiki/Yggdrasil

岡本太郎~太陽の塔~生命の樹



私の実家は大阪の千里丘陵にある。ここは約40年前まで竹薮で、1970年の大阪万博にあわせて開発された地域だ。「太陽の塔」は、大阪万博のテーマ館のシンボルとして建造され、万博終了後も引き続き万博記念公園に残された、岡本太郎の代表作の1つだ。

背面の顔塔の高さは70m、顔の直径は11m。近くで見ると相当大きい。上部の黄金の顔、正面胴体部の顔、背面に描かれた黒い顔の3つの顔を持ちそれぞれ未来、現在、過去を表している。関西に住んでいる人ならば一度は実物を見たことがあると思われるぐらい、有名な作品。私も何度行ったことかわからない。

ところで、この「太陽の塔」には内部構造があるのだが、内部は万博終了後は永らく一般非公開とされていた。が。03年以降は不定期に一般公開されている。太陽の塔の胎内にあるのは、「生命の樹」。
当時の説明では、「太陽の塔の内部につくられている高さ45メートルの生命の樹は、生命を支えるエネルギーの象徴であり、未来に向かって伸びてゆく生命の力強さを表現している。」とされている。
「生命の樹」は、単細胞生物から人間が誕生するまでを表しており、その姿は進化の系統樹のような様相だ。生命の樹というシンボルは極めて広汎に世界中に見られる。それを胎内に持った太陽の塔は、そのままビッグバンの体現のようだ。

万博当時は、丹下健三が設計した「お祭り広場」を覆う銀色のトラスの大屋根から、塔の上半分がつき出す形で建てられていた。

今は屋根は無く、写真のように空に突き上っている。

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